2009年09月27日

痛ステッカー作るよ!

世の中には「痛PSP」と呼ばれるものがある。
その名のとおりステッカーを貼って周囲の痛い視線を集めるPSP本体を作ってしまおうという、このご時世ならではのファンキーにイカレたテーマだ。

ボクも前々からそれに興味を示していた人間のひとりだが…実はその興味の方向は「そもそもステッカーの目的を達するために必要な事物とは何か?」の方。痛PSPのメイキング自体はドキュメントなり動画なりそこそこ出てくるのだが、その基礎データになる部分も、もっとあっていいだろうと勝手に思い……


インクジェットプリンタ用ステッカーシートには、他サイトさんの研究成果にならって定石どおりA-one社製 『手作りステッカー キレイにはがせるタイプ』(品番 28874)を起用。
印刷シートと表面保護シートの2枚3セットと絶対数が少ないので、いかに「無駄を出さないようにするか」が重要になってくる。
本番で無駄を出さないとは、言い換えれば準備で大いに無駄を出すべきということでもある。エコノミー印刷での実験はもちろん、専用紙を使ってのフォト印刷(決定段階)までテストすべし。

フォト印刷するとプリンタ本体のインクジェット精度がぶれて「ボタ落ち」してしまうケースも無いわけではない。こればかりはハードウェアの問題だから本番で起こってしまうこともある。あるいは印刷がかすれたり、使い込んでいて型が古くなっているとヘッドの走行跡が出たりもするだろう。
ハード面の限界は防ぎようがないにしてもアクシデントをできるだけ最小限に食い止めるため、普段から自分のプリンタのクセをよく観察しておくことも重要。

今回は画像の解像度を再設定して実寸を割り出し、一気にA4全体を使い切るように配置した。
用紙に無駄が生じないように画像を並べてくれるフリーソフトもあったように記憶しているが、それが使えるなら応用すると手間が省けて良いかも知れない。
前もって1/2(A5)や1/4(A6ハガキ)に裁断してしまい、プリンタに適合するサイズをキープしつつ使用量をコントロールするなんて方法もあるが、この後出てくる[表面保護シート]の構造特性上、制作に要するレベルが上がってしまうのでここではパス。

画像の解像度とプリンタとの関係はそれだけでワントピック書ける代物。自身ここではまとめきれないのでかいつまむことにするが、解像度が高いからといって「キレイ」に出るかというと、ことイラストに限ってはちょっと保証できない。
画質を確保する観点から、デジ絵の世界でフルカラーイラストの印刷に通常必要と言われる300dpi以上はセットすべきだが、だからといって“無理やり狭い幅に大量のドットを詰め込む”と、かえってイラストの線がブレて見えることもある。むろん、プリンタ側の印字精度にもよる。

それからdpiにしろpxにしろ、縮小する時に37%とか63%などという中途半端なパーセンテージで縮小するより、50%単位で縮小させた方がきれいに見える。あまりおかしな数字にせず、数学的に端数が出ないとか、8bit16進数といった情報処理理論に合う数字を考えて画像処理した方がよりベストな結果が得られる。
ちなみに[拡大]はやらない方が良い。現状コンピュータは画素情報を「削る」のは得意だが、「補完する」ことは不得手だ。印刷を想定するラスターベースイラストは大きく描け、と言われるゆえんである。

保護シートにはちょっとした細工がされていて、位置決め用のスリットが切られている。これを引っぺがして、印刷面と縦横きっちり合ったところで上から圧着する。
この段階でもう貼り直しが利かなくなる、つまり位置決めから一発勝負になるので慎重にやること。

印刷面にホコリが付着していないかどうか確認したら、保護シートを反らせて剥離紙(実は紙ではない)を自然にめくり、気泡が入らないように貼っていく。柔らかい布で“版画を刷る”ようにジワジワ貼り進めると気泡が入りにくい。
保護シートの接着力は強力なので、実は気泡が入っても柔らかい布で上から強めにこすると、形状によっては潰せることがある。「おい、何でそこで諦めるんだ!」と、どっかの熱い漢の声が聞こえたら迷わずやるべし。
 
無事作業完了したら切り出す。といっても2枚貼り合わせたこの状態は厚みと硬度の影響でそもそも切りにくい。
写真だとカッターが写っているが、実際はハサミで切っている。保護シートを貼っていなければカッターでも良いかもしれないが、これを“一太刀”で切るには相当の実力が必要だ。もしカッターを使う時は先端を1メモリ折ったりブレード交換したり、デザインカッターならなるべく新品のものを使うなど、ベストコンディションの刃先と自信をもって臨みたい。
少なくとも新聞紙を下に引いて…などというのだけはお勧めできない。それと小学生向けの小さなハサミや刃がセラミック製のやつ、あと裁縫で使う[裁ちばさみ]とかも、切れ味や取り回し、使用目的の相違の観点からできれば使用を避けたい。
 
あとは印刷面裏の剥離紙を引っぺがして、そこらじゅうに…じゃなくて目的の箇所に貼る。これも保護シートを貼った時の要領で、端から“版画貼り”していくと良い。
「貼ってはがせる」の名の通り貼り直しがある程度利くので安心だが、それでも一度貼ると剥がしにくくなるので、なるだけここも一発で決めたい。

ちなみに、シートの白色輝度は相当なもの。貼る面が白くてもシートの白の方が目立つことがある。写真のようにあんまりイイカゲンな切り出し方だと雑誌の付録のような感じにもなってしまうので、余白のとり方や切り出し方、あるいは貼付面の色相特性まで考慮に入れた画像処理というのも必要になってくる。けど丸とか四角とかダイヤとか、イラストに沿わず幾何学形にしてしまった方が潔くてデザイン的にすっきりまとまることもあるので、この手の一発系ステッカーでは考慮に入れるべき点かと思う。
なお、痛PSP制作の場合は「形状どおり切り出してキレイに貼る」ことが求められるので、そっちがメインの人は余談まで。

こんなとこかなぁ… 何?痛PSPは作らないのか、だって? 恐らく作らない、というかZEN NEEONの“ガワ”――フェイスシートだっけ?――なら作ってみたい気はしないでもない。
だってもうアレ生産してないっしょ?



※写真中のキャラクターデザインはそれぞれ、『画像、キャラクターの使用に関するガイドライン』に基づきます。
[GUMI]:株式会社インターネット
http://www.ssw.co.jp/products/vocal/megpoid/guide/index.html

[巡音ルカ]ほかVocaloidデザイン:クリプトン・フューチャー・メディア株式会社
http://piapro.jp/license/pcl



くだらないのまで読ンジャウヨ?

2009年09月21日

新型PS3で偏向記事は書けるのか(ボクにも)

ハトぽっぽ内閣は何か現行予算の執行を停止するとかどうとか言ってるが、そうと来るならこっちは執行するぜ!というわけで!?ボクは新型PS3で対抗(もちろん対抗などというもんはどこにも無いが)。
これまで使わずにきた…正確には使うタイミングを逃しまくってきた定額給付金12000円をここで充て、実質17000円強での導入。
いくら小さくなったといっても、本体重量3.2kg。それを引っ提げてショッピングモールをまわるのは結構効く(足に)。
「待」ってて良かったPS3!?
だが現時点でやることが無いのはここだけの話。いや、そんなこと言ったら時のPSP導入時も同じだったわけで…

新型PS3にも無線LANがあるので、本当はその話でもしようと思ったのだけど…ひとつは登録システムがPSPとほぼ同じだったこと、もうひとつはテレビ画面を写真に撮ったら自分を含め周囲が映ってしまったので、やっぱやめ。
もしPSPを自分で無線LANルーターに登録したことがあるなら、それと同じ事をやるだけで新型PS3も接続できるので安心してほしい。

強いてPSPとの違いを挙げるならば、MTUUPnPという単語が出てくるが、ボクら一般であれば教科書もとい取説通り前者を「自動」、後者を「有効」にしておけば良い。基本的にはそのくらいだ。
ちなみにMTUはネットワークの通信速度や処理効率、UPnPはネットワークアプリケーション――PS3をDLNAサーバーにしておいて、ネット経由で外からアクセスしたい時PCやネットワークHDD上にてDLNAサーバーを起こし、PS3から収録したコンテンツを視聴したい時などがそれにあたるが――の動作に影響する。通常このネットアプリは使えないと困る(と思う)ので、ヘタにいじって「あれ〜?」とならないように。
あと中にはローカルIPアドレスを手動で割り当てている人がおられるかもしれないので、既に使っている番号とぶつからないようにすること。もちろん、DHCP自動割り当てにしておけば空いてるアドレスが充てられる(これはPSPを含め、一般の家庭内無線LANシステム全体に通用する)ので、特に理由が無ければDHCPの使用をお勧めする。

この際だから付け加えるが、どうやらWEPだけでなくTKIP(一部WPAも?)まで現代クラック技術で破られたとの報告あり。
セキュリティ専門チームの言葉を借りれば、WPA2(AES)に移行せよとのこと。
PS3はかなりPCに近い使い方ができるので、セキュリティレベルもワンステップ引き上げたいところだ。


ところで…この新型PS3、地味にニコニコ動画が動く。地味に感動してしまった。
さすがに内蔵ブラウザの使い勝手には(PSPとまた違って)慣れを要するし、挙動もどこか“一昔前のロースペックWindowsXPマシン”のようでこそあるものの、やっぱりテレビ画面という環境にドカンと現れる映像は圧巻の一言に尽きる。
相当古い4:3ブラウン管のS映像を使ってこうなのだから、16:9のHDMI対応テレビだとどうなるか。HDMIは別としてもD4入力はいけるはずだから、そのうち機会が訪れたらこの目で確かめようと思う。

旧テレビを“投影機”にする理屈を言ってしまったらwiiからファミコン、VHSビデオデッキに至るまで全部同じことだが、停波した後のアナログテレビもPS3と繋ぐことによって“天命を全う”できるのではなかろうか(と言っても置き場所があればだが)。「偏向報道三昧のマスゴミ共々、テレビなんか捨てちまえ〜!」と言いたいとこだが、さすがにテレビまで捨てちゃMOTTAINAI!?
まぁそれはともかく、いわゆる環境負荷の分散(家電リサイクルシステムが偽善でなければ)とか、パソコンの代用(故障時の緊急避難機)とか、あるいは特に見たい番組も無いからPS3でニコ動見るとか、また異なった切り口から応用することも出来そうだなという気はする。
(んー、これ従来PS3機でも同じか…)

おもむろにPS3持ち出してテレビにくっつけて、非ネット世代の人にニコ動の政治タグなんかを見せたら相当効くだろうなぁ…OH!キョーレツ!ってネットもボクも相当イカレた偏向趣向なのでこの程度にしとこう。
でも別にいいよな?既に世の中がこのろくでもない、すばらしき世界だとイカレてんだし。

地獄へ行くのは、ゴミとボクだけでいい。いや、ウソ。地獄には行きたくないでござる。



※10.26.2009: DLNAに関する記述を訂正。新型PS3は「サーバーにはなれない」そうだ…
なお旧PS3の場合はLinuxを乗せられるので、その上にサーバーを立てれば技術的・厳密には可能(ただし相当ツライと思われ)。
posted by Ysteat at 11:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | ハードウェア喧騒系